仕事のやりがい
- 「アシスタントから3年越し、介護福祉士になった今」
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職種:
介護福祉士勤続年数:
5年11ヶ月 -
私は約6年前に介護アシスタントとして入社しました。業務内容は掃除やシーツ交換等を行う介護士さんとは違うお仕事です。そんなある日、4階のMさんから「車椅子を動かしてちょうだい、トイレに行きたいの」と言われました。私はやって差し上げたい気持ちがあるにも関わらず、「介護の免許がないので出来ません。申し訳ありません」と答え介護士さんに伝えることしか出来ませんでした。
その時、「私は介護施設で働いているのにご支援が出来ないなんて」という、とても悔しい気持ちと、無力さを痛感し様々なことを考えた結果、介護の資格を取ろう、皆様の力になろうと決意しました。その後、目標としていた介護福祉士を取得しました。
そして昨年、自身で希望しデイサービスから特定へ異動し、Mさんのいらっしゃる4階に配属になり介護業務をさせて頂くことになりました。実際、関わりを持つと細かな拘りの強いMさん。『そこ違う、こうして』など戸惑う事もあったのですが、しばらく勉強しながら業務を続けたある日の対応後に「ありがとうね」という言葉と笑顔をいただけた時、「あぁ本当にやっていて良かった」と3年越しの様々な思いと共に、心からホスピタリティーの精神を持つ気持ちの良さ、それが相互に通じ合いサービスとして達成したときの介護士としての深い喜びを感じる事が出来ました。
Mさんは昨年の秋にご逝去されていますが、私にとって本当に色々な事を教えて頂いた恩師の様な方だと思います。介護士の前職は営業でしたので数字ばかり追いかける日々でしたが、今こうして介護の仕事をさせて頂いて心に直接触れるような素晴らしい仕事から様々なことを学べる、本当に介護士になって良かったと思える。これからも沢山の笑顔を作り出したいと心から思える、それが私のやりがいになっています。