看護学生の頃より医療機関としての病院に慣れ親しんできましたので、介護福祉施設としての有料老人ホームへ転職する際は大きな決断が必要でした。介護支援専門員の資格も入院療養後の退院支援がスムーズに実施出来るようにと考え取得したものでした。

当ホームへ就職してから一年が経ち、徐々にホームでの業務にも慣れてきました。有料老人ホームに勤務することははじめてで、対象者が患者さんから入居者さんとなり、治療の場から生活の場へと変化することに対応できるのか不安でした。実際に就職してみると在職している看護師の皆さんから丁寧に指導して頂き、介護福祉士の皆さんからも入居者さんの生活の過ごし方等について教えて頂き、不安を軽減することができました。

病院では早期退院を目指して援助しておりましたが、ホームでは日常を送る援助をしております。医療者としての観察を行い異常の早期発見に繋げていけることは、とてもやりがいがあると考えています。夜勤等で看護師一名体制もありますので、これまで培ってきた知識や経験を生かして効果的に判断する事が出来ればと思います。看護師としての立場を忘れることなく入居者さん・ご家族が心豊かな人生を送ることができるような生活環境を提供していきたいと思います。